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『 毎月の利益を知る 』

一言で節税といっても、
まず何から始めたらいいかわからないといった声を多くいただきます。まず第一にすべき事、それは、当期の現状までの利益を正しく把握するということです。

節税には、キャッシュアウトを伴うもの、伴わないもの、決算前にしかできないもの、決算後でもできるものなど、方法は数多く存在します。
その中から、あなたのビジネスに応じた手法を選択して実行していくものです。当然、節税手法を選択する中で、現状の利益はいくらなのか、いくら税金を減らしたいのか、そのために使える予算はいくらなのかという情報は必要最低限の情報となります。

決算前にいざ節税しようと思ったときに、自社の利益がいくらなのかわからないということでは話になりませんからね。

そのためにどうすればいいかというと、やはり毎月毎月ちゃんと月次を締めるということが非常に重要です。月次決算と呼ばれるものですね。これが節税のための第一歩となります。

○毎月の月次決算、おざなりにしていませんか?

○翌月には月次の処理が完了していますか?

○そもそも月次に重要性を感じていますか?

もし一つでも該当するものがあれば要注意です。早急に改善する必要がありますね。

月次を早く正しく処理することができれば、節税を行うにあたって必要な情報が手に入り、その結果自社に大きなメリットがありますので、節税の前にまず自社の月次の状況がどうなっているのか、ちゃんと把握してみましょう。

『この経費は落ちる?』

こんにちは。
税理士の灘部です。

どこまでの経費なら落ちるのか、誰しも思っていることです。

これは落ちると思っても、税理士に「これはダメです」と言われたり、税務調査で認められなかったりということもあるかと思います。

落ちるか落ちないかのポイントは2つです。

①…事業に関連したものか

事業に関連のあるものは経費として計上できます。
当然家族との食事など私用のものは経費として計上することはできませんが、経営者の場合、どこまでが事業で、どこまでが私用なのか明確に区別することが難しいことも多いです。
一つ一つのものについて個別に経費となるかどうか判断してもいいのですが、ある程度社内で基準を作るのがおすすめです。

②…期間内の経費か

会計の原則として、1年間の期間ごとに損益を計算する必要があります。
そのため、期間内に発生したものを経費として計上することができます。
注意点が一つ、あくまでも期間内に「発生」していれば経費として計上できますので、必ずしも「支出」していなくても問題ないということです。
この「発生」と「支出」の考え方についてはあらためて書こうと思います。

経費を多く計上すれば、当然その分税金が減ります。心情的に、多くの経費を計上して税金を減らしたいと考える人も多いですが、あとで困らないためにも正しく経費を計上しましょう。

『クレジットカード納付』

池袋の税理士ナダベです。

キャッシュレスが叫ばれる現代、クレジットカードで支払えないものは、ほとんどありません。そのような現代では、もちろん税金も支払うことが可能です。

✎…対象となる税金
・申告所得税及び復興特別所得税
・消費税及び地方消費税
・法人税(連結納税を含む)
・地方法人税(連結納税を含む)
・相続税
・贈与税
・源泉所得税及び復興特別所得税
・源泉所得税
・申告所得税
・復興特別法人税(連結納税を含む)
・消費税
・酒税
・たばこ税
・たばこ税及びたばこ特別税
・石油税
・石油石炭税
・電源開発促進税
・揮発油税及び地方道路税
・揮発油税及び地方揮発油税
・石油ガス税
・航空機燃料税
・登録免許税(告知分のみ)
・自動車重量税(告知分のみ)
・印紙税

…聞きなれない税金もいっぱいありますね。。。

なお、罰則である附帯税(加算税や延滞税などのこと)についても、クレジットカード決済ができます。
また、地方税に関して、各自治体によって取り扱いが異なりますので、それぞれのホームページなどで確認が必要となります。

✎…支払方法は?
国税は、「国税クレジットカードお支払サイト」より納付が可能です。
地方税は、各自治体のホームページに支払サイトが設けられています。
手続きする前に、クレジットカードと納付先の税務署名、納付税目の分かる資料(申告書)を用意してください。

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⭕️クレジットカードで納付するメリット
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①ポイントが貯められる
おそらくこれが最大のメリットです。どうせ払うのであれば、カードを利用して上手にポイントを貯めようという方も多いです。納付にクレジットカードが使える税金の種類も多く、金額も高ければ、多くのポイントを貯めることができます。クレジットカードによっては、使った金額によりカードの年会費が半額になるなど、さらなる恩恵も期待できます。

②24時間いつでも対応してくれる
税金の納付方法は、一部コンビニエンスストアやインターネットバンキングでも可能ですが、原則は金融機関の窓口に納付書を持っていく、ということになっていました。そうなると、働いている人が納付するのは、昼休みに金融機関に走るぐらいしか方法がありませんでした。ところが、クレジットカードにより納付ができるとなると、インターネット環境があるところでは、24時間対応が可能です。

③管理がしやすく現金を持ち歩かなくてよい
税金の一元管理ができ、税金も含めた固定費の管理には便利です。また、税金の支払いのために現金を持ち歩く必要がありません。

④資金繰りがしやすい
現金払いの場合は原則一括払いですが、カード払いであれば、分割払いやあとからリボ、また、支払日を通常より約1ヶ月遅らせることができるなど、資金繰りが立てやすいです。

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❌クレジットカードで納付するデメリット
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❶決済手数料がかかる
カードで納付するときは、納付税額に応じた決済手数料がかかります。決済手数料の方がポイントより高いこともあるので注意してください。

❷税金によっては納付できないこともある
年々クレジットカードで納付できる税金は増えてきていますが、税金によってはカードでは納付できないこともあるので、事前に調べておくことが必要です。

❸領収書が発行されない
基本的に、クレジットカードで納付すると、領収書は発行されません。カード明細書がその代わりとなります。

✎…キャッシュレスは時代の流れ
納税に限らずですが、クレジットカードは便利である反面、使ったという実感が少なくなりますので、上手に付き合っていくことで、生活をよりよくしていきましょうね。